みづきと申します。
東京生まれの東京育ち。年齢は当時27歳。
ロック好きが高じてどうしてもバンドマンの彼氏が欲しくて、伝手がなにもないまま試行錯誤の行動をしてなんとかバンドマンの彼女の座をゲットしました。
ロック好きが高じていつの間にか彼女になりたい妄想が炸裂
10代からずっとBUMP OF CHIKCENやフジファブリックなどいわゆる文学系ロックに傾倒していました。
CDを買ったりロックフェスに参戦したり、ライブへ行ったりと普通に楽しんでいるうちに「バンドマンの彼女ってなんだか羨ましい」という考えに至るように。
黙々とギターをかき鳴らすそのクールなバンドマンたちのミステリアスさに惹かれるようになっていきました。
しかし、もちろんそんなメジャーなひとと付き合えるとは思っていない冷静さはなんとか持ち合わせて
いたので、市井のライブハウスで活動しているまだ売れていないバンドマンならもしかしたらチャンスあるかも?と思うようになりました。
そして、実際に行動に移すまでは早かったです。
バンドマンと出会うためにはまずライブハウスへ!
渋谷や恵比寿、原宿などにあるおしゃれなライブハウスなら、女性一人で観に行ってもそれほど変じゃないし危ない目にも合わないので、仕事終わりにはあらかじめネットで調べてどんなイベントがあるか確認してから色々なライブハウスへ遊びに行きました。
彼氏探しという非常に不純な動機ではありましたが、まだそこまで売れていないというもののレベルの高い演奏をするバンドが多く、知らないバンドでも見ているだけで楽しかったです。
そこで良いバンドや、ちょっと素敵なバンドマンがいたらすぐにメモ。
無料で配ってくれるサンプルCDももらいます。
ただ、それぞれのバンドは自分の演奏が終わると他のバンドを見ようと観客に混じってライブを楽しんだりしているので、さりげなく近づくようにはしました。
でも、話しかけてくれたり突然ナンパされたりはもちろんしませんでした。
こちらもまずはすぐに彼らに馴れ馴れしく話しかけたりはせず、その日はおとなしく帰るようにしていました。
狙いを定めたバンドマンにはSNSで接近
下見で訪れたライブハウスで目をつけたバンドマンのことは、家に帰ってからネットでさらに情報収集。
まさか同棲中の彼女がいたり結婚して子供がいたりしないかをチェックするためですが、もちろんホームページにはあまりそんなこと載ってません。
個人のブログがあればしっかりチェックして、個人的な好みや趣味なども把握します。また、ライブやった他の曲もチェック。
その後もう一度彼らがライブを行う日にライブハウスへて向き、演奏後にチャンスを伺って話せる隙に話しかけます。
ライブハウスは大音量で声が聞こえにくいし、彼らも忙しいかもしれないのでこのときは、回りくどいことは無しで直球で「すごく演奏かっこよかったです!」と完結にアピール。
そして「ホームページやSNSやっていますか?フォローさせてください!」と言います。
ほとんどのバンドはSNSをやっています。
なので、帰宅後にさっそくSNSをフォローして、「今日ライブを観たみづきです!今日はお話してくれてありがとうございました」とメッセージ。
ここから個人的なやりとりへと展開を持ち込んでいきました。
SNSを通じて、会う約束を必ず取り付ける!
個人的なやりとりをメッセージを通じてできるようになればあとはこちらの手腕次第です。
私はツイッターを使いましたが、フェイスブックやミクシイのメッセージ機能もおすすめです。
そして、彼の演奏のどこらへんが素敵だったのかをとにかく褒めちぎります。
バンドマンは褒められるのが大好きなので大抵気をよくしてくます。
彼も、まんざらではないようでギターに対するこだわりや情熱をメッセージを通じて語ってきてくれるようになりました。
そしてあとは、どういう音楽が好きかをやりとりして一気に距離を縮めました。
同じ系統の音楽が好きだと、バンドマンは一気に気を許してくれるようになります。
偶然にも、もともと彼と私の音楽の趣味は一致していたので、やりとりはとても楽しかったし、彼も楽しんでくれたと思います。
そこから少しずつお互いの近況や仕事、育った環境などの話などで盛り上がり、ピザが大好物ということで中目黒に美味しいピザ屋があるよ!と誘いだすことに成功。
夕方持ち合わせ、お酒を飲みながら楽しく喋ったあと、こちらから本気で好きになりそうだけど迷惑?と聞きました。
彼の返事は、迷惑じゃない。晴れて恋人になることができました。
バンドマンの彼氏はお金はないけど、愛情は深い
バンドマンの彼氏が欲しいと思い立ち、なんどか作ることができました。
私が想像していたよりもバンドマンの彼はロマンチストで、優しくて、繊細でした。お金はないけど、とにかく愛情深く、今まで付き合った誰よりも私のことを大切にしてくれる男性でした。
お金がないので記念日やデートなどで豪華なところに行くことはないけれど、家で美味しい手料理を作ってくれたり、ギターを弾いてくれたり、すべてが心温かい思い出になりました。
バンドマンは確かに女癖が悪かったりお金がなくてヒモになったりする人もいるようですが、
真面目なバンドマンを選べばこれ以上ないほど幸せな彼女としての生活を送ることができます。
思い出だけはお金じゃ買えない、と思います。